コミュニケーションのキッチン
キッチンリフォームで最近徐々に人気が高くなっているのが、従来の壁の方向を向いて料理をするスタイルから、逆にダイニングの方を向いて料理が出来る対面式のキッチンスタイルにリフォームするパターンです。
この対面キッチンのスタイルを採用することによって、壁面キッチンだと孤立しやすかった料理者が家族と顔を合わせながら料理出来るために、良い一層コミュニケーションが図りやすかったり、また複数人で料理をするのも容易になります。
またキッチンからダイニングにかけても開放感があるので、家の広さ自体は変わらずとも広々としたイメージを与える事が可能です。
対面キッチンで失敗しないために
ただ、上記のような理由に魅力を感じてあまり計算をしないで無理に対面キッチンスタイルにリフォームしてしまうと、ちょっと失敗を招いてしまう可能性があります。
というのも、対面キッチンは従来にキッチンに比べて大幅に面積を必要とするので、居住スペース自体が狭くなってしまったり、通路が狭まったりする可能性をはらんでいます。
もちろんキッチン自体は対面式にすることにより広々と、また収納も増やしやすい傾向がありますが、その分他のエリアを潰しているということを忘れてはなりません。
また狭い面積に無理に対面キッチンを置こうとすると、キッチンの通路幅が狭まり逆に使い勝手が悪くなってしまうことが考えられます。
最低でもキッチンの通路幅は45cm以上は確保するべきだというのが一般的な解釈ですので、それに則ってデザインをするようにしましょう。
また音の問題も実は重要で、料理や洗い物の際に出る音はダイニングへと筒抜けになるので、対策をある程度講じておかないとダイニングで静かに過ごす事が出来ない、という状況になってしまうことも有り得ます。
最近では防音シンクや防音マット等もあるので、そういったものを上手に利用するようにしましょう。
ニオイなども同じくで、ダイニングとの距離が近づけばそれだけニオイが移りやすくなるので、換気扇などもしっかり選ぶようにしましょう。
